色覚サポート機能を実装してみた

 最近だとパズドラが採用したと話題になった「色覚サポート」。
 今回パズルゲームを作るにあたり「にゃっほいのクピルス」も色覚サポートを実装することにしました。
 確かに同色をそろえて消すゲームの性質上、色の差がわからなくてゲームがプレイ出来ないのは辛過ぎますよね;

実際のゲーム画面

 今回基本的なパズルパートでの画面はこれです。(まだ開発中の画面です^^;)

色覚サポートオフ画面

 確かにピースがカラーリングのみですし、色も私の目で見た感覚でつけたのでたぶん見づらいです。
そこでオプション画面で色覚サポートのオンオフ設定をつけました。

オプション画面

 ここで設定をオンにすると・・・。

色覚サポートオン画面

 こんな感じになります。
 図形で判別できるようにして、カラーも少しだけ調整してあります。

具体的な画像の作り方

 実際の画像の作り方ですが、今回はPhotoshopの「色の構成」機能を使いました。
これを使うと色覚障害がある方がどう見えているかを、画像を擬似変換して確認できるようです。

(Adobe:https://www.adobe.com/jp/joc/pscs4/showcase/vol02/tips/

 これで確認できるのは「P型」と「D型」。
 詳しくはもっと専門の方がちゃんと説明しているページを見たほうがいいと思いますが、どちらも赤と緑がネックになるようです。

 そこでこの機能を使って、見え方を確認しながら色調整を行いました。
 具体的には「表示>校正設定>P型(1型)色覚」をオンにして「表示>色の校正」をオンにして確認しながら色調整。
 更に「表示>校正設定>D型(2型)色覚」に切り替えて色調整。
 これを何度か繰り返しました。
 それがこれです。

色覚サポート(比較)

 左が色覚サポートをオンにしたときの画像。中央がそれをP型の方が見たときの画像。右がD型の方が見たときとされる画像です。
 図形もあり、一応判別できるかな?と思います。
 どうしても全色見えてしまっているが故に、完全な対応をとるのは難しい面もありますが、これくらいちょっとしたことで一人でも楽しめる人が増えるならそれに越したことはないですよね。

おしまい

 しかし実際自覚もない方も多いとかいう色弱。確かに色って、他人と本当に同じものが見えているか確認しようがないですもんね。
 ふと思い出すのは、今回の件とは関係ないですが、見る人によって色が変わるドレス。
 私はあれは何度見ても金色と白のドレスにしか見えなかったのに、周りは青と黒が多かった。
 実は日常でも色の見え方って人それぞれ結構違うのかもしれませんよね。

 うーむ、絵を描く人間としては非常に考えさせられます;
 色の好みって実は本当に個人の色の見え方がわかると共通点があったりするんでしょうか?
 今のところ証明する手段はないですが^^;

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